「集客効果のあるホームページを作りたい…」
という方に向けた記事です。
どうやったら、そのようなものができるのでしょうか?
ホームページはあるけど問い合わせもないし、宣伝物として役にたっていないという話をよく聞きます。
結論から言うと、WEB集客ノウハウを持っていないと、レスポンスのあるホームページは作れません。
25年以上ホームページ制作をしていろいろな案件にかかわりましたが、ちゃんとした方法でホームページを作ると、あなたや会社の代わりに24時間機能し集客に困らなくなります。
つまりホームページが仕事のパートナーとして働いてくれます。

WEBデザイナーとして長く仕事してきましたが、お客さんは美しいものを作ってくれと依頼してきますが、それは違うなとずっと思っていました。
・どうやったら商売のツールとしてのホームページを作れるのか?
・どうやったら本来の役割を果たせるのか?
をずっと考えてきました。
マーケティングを勉強しながら、私が制作や運用に関わり、長年の試行錯誤の上で結果を出してきた方法です。
顧客の中には、ホームページ経由で予約や問い合わせがたくさんきて、何ヶ月も予約がとれないと喜んでいるお客様もいます。
長年取り組んできたことの結晶とも言える、入魂の記事です。
SNSが隆盛ですが、Google検索の流入は大きくSEO対策なども必要です。
この記事を読むことで
・SEO
・WEBマーケティング
・WordPressの使い方
・コピーライティング
などの稼げるホームページ制作に必要な知識を、つくりながら身につけることができます。
初心者の方でも取り組めるよう、理解しやすい内容を意識して書きました。
良いホームページを作ることができれば、継続的かつ長期的に利益をもたらしてくれます。

ホームページを作る目的と本質
ホームページを作る目的は、見られることだけでなく、そのあとに売上につながる行動をしてもらうことにあります。
・お客さんがお店にきて、商品を購入してもらう
・見込み客から商品の問い合わせがくる(その後、購入してもらう)
・潜在客が自分の存在や商品を知ってもらい、購入してもらう
・ホームページ経由でお客さんから予約が入る
このように売り上げにしっかり貢献するように機能してもらうのが、ホームページというか宣伝物の本質です。
ちゃんとしたものを作ると、あなたの代わりに働いてくれます。
逆に正しい手法を知らないと、サイバー空間にただあるだけの屁のような役立たずデータに落ちぶれてしまいます。

ホームページの目指すべき姿
私は過去に200以上のホームページを作ってきましたが「見た目が美しいホームページ」を作って欲しいという依頼がほとんどです。
WEBデザイナーだから、そういう要望に応えるのが仕事ではありますが、昔から強い違和感を抱いていました。
見栄えが美しいのは結構なことですが、美しいホームページだったら売り上げに貢献できるのかといえば、ほぼ関係ありません。
最新の技術をつかった目をひく斬新な表現方法なども、売り上げに繋がるわけがありません。
しょせんは小手先で本質からずれています。
直接、依頼主と関わらないクライアントワークであれば、綺麗で斬新なサイトを作って「はいOK」 ですけど、制作者として本来目指すべき形はそこではありません。
どんな仕事においても、ずっとエンドユーザーを意識して作ってきました。

そこにどういう情報があって、どういう流れで辿り着き、誰が読んで、どう感じて行動するのか?
読者の一連の流れを意図して設計しないと、売り上げに貢献できません。
ホームページを作る時は、誰が主導して作るかによって、結果はまるっきり変わってきます。
私はWEBデザイナーとして、長らくウェブ制作にかかわってきましたが、こういうことに大きな疑問を感じて、それを改善するためにいろいろなことに取り組みました。
自分が運営しているサイトでいろいろ試行錯誤したり、ビジネスやマーケティング、SEO、コピーライティングを学ぶことで、ホームページの目指すべき姿が見えてきて、みるみる結果が伴うようになりました。
コンバージョン = お問い合わせ・購入・予約
を目標にした作り方を紹介していきます。
ホームページを作る環境の準備・導入

ここからは具体的にどうやって作っていくのかを紹介していきます。
知識を吸収することは大事ですが、頭でっかちになって行動を後回しにするのは良くない。
手を動かしながら、やりながら学ぶことで知識が体験として身に付きます。
机上の理屈より自分が直面している問題として取り組んだ方が、解決する経験値が高まり、それが血肉になります。
ギターの教則本を読んで理解しても、弾いてみなければ上手にならない、それと同じです。
まずは制作環境を準備することから始めましょう。
ほとんどお金をかけず、しかも難しいことをしなくても簡単にできます。
ざっくりと説明していきます。
レンタルサーバー会社を選ぶ
安くて高機能なレンタルサーバー会社が何社もありますので、そこから選びましょう。
ホームページを作っても、かなりの人気サイトであったり、膨大なアクセスを見込めるキーワードで上位表示されるようにならないと、膨大なアクセスがあってサーバーが落ちるということはありません。
だから、安くて高機能のレンタルサーバーで十分です。
いままで色々なレンタルサーバーを使ってきましたが、ロリポップ! がイチオシです。
理由はこちらに記載していますので、ご参考までにお読みください。

初心者向けの手引書なので、すでにサーバーがあるなど、他のサーバーの方がある方はお好きなものをご利用ください。
ドメインを取得する
サーバーを契約したら、ドメインも併せて取得しましょう。
独自ドメインにする理由は、独自ドメインでないと信用に関わるのと、サーバー会社が破産などした時にサーバーを引っ越しする時にも同じドメインだと、URLを変えなくて済むからです。メールアドレスもそのまま使えます。
独自ドメインは、.comか.netがおすすめです。
マイナーなドメインだと初回が安いけど、次年度以降高いものがあるので注意しましょう。
.comなどのメジャーなドメインでないと、ドメイン名と認識されない場合もあるので、メジャーなものを選ぶのがポイント。
値段より、エンドユーザーに対するわかりやすさを優先しましょう。
またドメイン名は、できるだけ短くして、わかりやすいものにしましょう。
サーバーをロリポップを使うのなら、連携しやすいムームードメインがオススメです。

ちなみにロリポップのサーバーでは、以下のページから設定します。
https://user.lolipop.jp/?mode=domain
ムームードメイン側では、以下のページから
https://muumuu-domain.com/?mode=conpane&state=dns
契約したドメインのネームサーバーを「ロリポップ!レンタルサーバー」にします。
また、以下のページで必ずSSLも設定しておくように。
https://user.lolipop.jp/?mode=ssl
なぜSSLにすべきかは以下のページで紹介しています。

ワードプレスをサーバーに設置する
ワードプレスの設置は、今は超カンタンです。
以前はWordPressのデータをダウンロードして、FTPでサーバーにアクセスして、WordPressデータをアップして、MySQLのデータベースを作って、それらを接続しなければならなかった。
だから挫折する人も少なくなかった。
いまはサーバー上ですべて完結します。
ロリポップには「WordPress簡単インストール」という機能が標準でありますので、これでやれば一発解決です。いい時代になったものです。以下のページから簡単に設置できます。
https://user.lolipop.jp/?mode=install&state=wordpress
サイト名は、あとからいくらでも変更できるので、この時点でマジメに考えすぎなくてもOK。
会社名や事業所名など、そのままでよいでしょう。
ワードプレスにテーマを入れる
上記のページからテーマを選べますが、無料のCocoonで十分です。
どうしても有料のテーマを使いたいものがある場合は、それを購入してもOK。
いろいろ使ってきましたが、どのテーマもSEOで差が出ることはないかな、という印象です。
美的センスで指定があれば、使いたいものを使えばよいでしょう。
ワードプレスで初期設定をする
インストールしたWordPress内の設定とCocoon設定をやりますが、Cocoon設定は項目数が多いので、難しいことを考えず最初はほぼデフォルトで問題ありません。
大事なのは、ブログをやりながら何となく覚えていくというユルい感覚をもつことです。
馬鹿正直に四角四面にきっちり・カッチリやっていては、気持ちがもちません。
最初から完璧は無理です。ドラクエのようにレベル1からレベルアップしましょう。
まずやっておくことは、左メニュー「設定」の「一般設定」で、サイト名とキャッチフレーズをとりあえず設定すること。
それと、パーマリンク設定をカスタム構造にして、
/%category%/%postname%/
にしておきましょう。
Cocoonの設定は以下でチェックしましょう。
デザインのカスタマイズや使い方などの解説はしません。私が伝えたいのは集客するノウハウなので。
ここまでが導入編です。
考えてばかりいないで手を動かそう
サーバーを借りない、ワードプレスも入れない、ドメイン名もまだ決めていない、その前に慎重に慎重にこれでもかと知識を詰め込みたい。ほとんどの人はそんな感じで手を止めてしまいます。
やがて何もしないで終わってしまいます。
それでは、いつまでたっても前進できません。
走りながらインプットして、すぐにアウトプットする。
とにかくすぐ行動に移し反応を見る。
そこでトライ&エラーを繰り返し、自分の成功・勝ちパターンを見つけましょう。
なぜ、とにかくやってみるのが大事なのかと言うと、WEBの世界では、情報を早く出すことが大事だからです。いくら良質な記事を書いても、すぐに検索結果に反映されませんし、上位にくるとは限りません。
早めにGoogleにインデックスさせて、検索結果を見ながら徐々に上げるように試行錯誤していきます。
やる前に考えてばかりで手を動かさない、いちいち立ち止まっていたら、まず競争に勝てません。
先手必勝スピード優先なので、最初は60点くらいでいいから、まずは世に出して、完成度は後で高めていけば良いのです。
ここまで読んでサーバーを借りたり、ドメインを取得したり、ワードプレスをインストールした人は、おそらく読んだ人の1%くらいかと思います。
行動できる人だけが勝てます。
アクセス解析
Googleサーチコンソールに登録
サーチコンソールはGoogleが提供している無料の検索結果を分析するツールです。
どのようなキーワードからページへ流入して、検索結果の順位、Googleの一覧で表示された回数、クリック数、CTR(表示された回数に対してのクリック数のパーセンテージ)を知ることで、自分のポジションがわかり、SEO対策に活かすことができます。
必ず登録しておきましょう。
以下ページに導入方法が解説しています。
https://gmotech.jp/semlabo/seo/blog/how_to_use_googlesearchconsole/
GA4に登録
GA4はGoogleが提供している無料のアクセス解析ツールです。
サーチコンソールとは別に、GoogleアナリティクスでGoogle以外の流入を把握できたりアクセス数、アクセスしてきたユーザー、ページの滞在時間、離脱ページなどの情報を把握することができます。
より良いホームページにするための対策をする上でも、アクセス解析は必須です。
必ず導入しておきましょう。
以下ページに導入方法が解説しています。
https://hitonote.jp/column/access-kaiseki/13640/
ここまでが準備段階です。
次からが本題です。
ホームページの設計をする
ホームページを作る上で、まず最初に考えなければならないのはコンセプトとターゲット。
そして、SEOを意識したホームページ全体の設計。
ここをしっかり設計できていなければ、誰かに受け入れられるホームページにはなりません。
地図なしで旅に出るようなものです。
時間をかけて取り組みましょう。
今やホームページは誰でも作ることはできますが、人に喜ばれるかどうかは別ものです。
そうなるかどうかは、作る前段階の設計に全てかかっています。
つづく