ロリポップ!ハイスピードプランのデメリットとメリット

WEB制作業界で25年働いてきました。
こんな経歴です。
・東京の制作会社で3年
・フリーランスで22年
・フリーランスから法人化して2年目
・ロリポップの利用歴は15年以上
・過去に制作したウェブサイトは200以上
・レンタルサーバーを企業に100件以上導入
・ロリポップ、ConoHa WING、エックスサーバーの取次店

ロリポップハイスピードプランを実際に利用してみて気づいたデメリットとメリットを忖度なしに正直に紹介します。

目次

ハイスピードプランのデメリット

迷惑メールフィルタがいまいち

ロリポップと契約するとメールが利用できます。
しかし、そのまま普通にメールを利用していると迷惑メールが届くものです。
ロリポップには迷惑メールフィルタがついていますが、これの効果がいまいち弱い。

とりあえずメールソフトの迷惑メールの機能で、カバーする形で何とか利用している具合です。

その他のデメリット

ロリポップの機能のWebDAV機能は、ハイスピードプランでは使えない。

ロリポップの機能のアクセス解析は、ハイスピードプランでは使えない。

超高速化を実現させるにはLiteSpeed CacheというWordPressのプラグインをインストールさせる必要があります。
もしWordPressを使わないサイトであれば、劇的な速さの恩恵は受けられないということです。

ハイスピードプランのメリット

表示速度が速い

スタンダード以下のプランのWEBサーバーが「Nginx + Apache」であるのに対し
ハイスピードプランが「Nginx + LiteSpeed」で高性能かつWordPressでLiteSpeed Cacheというプラグインを利用することで超高速化が実現します。

これによりスタンダードプラン以下より格段に表示速度が速くなります。

ロリポップと競合他社のエックスサーバーを比較してみましょう。

スクロールできます
サーバー会社ロリポップ! エックスサーバー
プランハイスピードスタンダード
ストレージSSDNVMe SSD
Webサーバー
ソフトウェア
Nginx + LiteSpeedNGINX
レンタルサーバー比較表(2024年7月調べ)

NVMe SSDとSSDの違いは、主に接続規格とパフォーマンスです。NVMe SSDはPCIe接続規格を採用しており、SATA SSDよりも高い帯域幅と低いレイテンシを実現しています。そのため、理論上のデータ転送速度は40Gbpsまで対応しており、SATA接続のSSDよりも高速で、大容量のデータ処理が可能です。また、NVMe SSDは小型で、さまざまなシステムで効率やパフォーマンス、相互運用性が向上しています。

GoogleのSearch Labs | AIより 

NGINXは、急速に需要を伸ばしているWebサーバーソフトの1つで、並列処理をはじめとする高速・高性能な処理が魅力のソフトウェアです。

参照:東京エレクトロンデバイスより https://cn.teldevice.co.jp/column/38275/

エックスサーバーといえば速さと安定性が売り。
NVMe SSDと高価で高性能なNGINXを使用し高速化に力を入れています。
1台あたり2千万円を超える最新の商用サーバー機器を採用しているそうです。

世間的な評価では、速さと安定性はエックスサーバーが上だと言われていますが、本当にそうなのでしょうか?

上記のデータで表示速度や安定性で本当はどちらが優れているのか、わかりません。
そこで比較サイト大手のマイベストが行った表示速度テストの結果を調べてみました。

Lighthouse Speed Index

・ロリポップ!ハイスピードプラン 3.1秒
・エックスサーバー スタンダードプラン 3.8秒

参照元:マイベストのレンタルサーバー比較

こちらが客観的に判断できる正解に近いデータかと思います。
ロリポップ!ハイスピードプランの方が速いという結果です。

とにかく安い

値段の安さについては、以下は、競合のエックスサーバーと料金を比較してみましょう。
キャンペーン値引きを考慮しないと、36ヶ月契約では、これくらいお得感があります。

サーバー会社ロリポップ! エックスサーバー
プランハイスピードスタンダード
初期費用0円0円
月額(3ヶ月契約)1,320円1,320円
月額(6ヶ月契約)1,210円1,210円
月額(12ヶ月契約)9901,100円
月額(24ヶ月契約)935円1,045円
月額(36ヶ月契約)550円990円
レンタルサーバー比較表(2024年7月調べ)

36ヶ月契約にすると一気にお得感が増しますね。

その他のメリット

ロリポップの他のプランと比べた時、無料で自動バックアップがある。
しかも復元も無料だから安心して利用できる。

同時アクセス数制限がないから、同時にサイトへアクセスが集中しても問題ない。

メールマガジンの登録数が多い。
10メールマガジン x 500メールアドレス
で5,000メールアドレスに配信できる。

他のプランと比べた時、ディスク容量(700GB)が多い。
(スタンダードプランは450GB)

他のプランと比べた時、ファイル数上限(500,000)が多い。
(ライトプランは300,000、エコノミープランは100,000)

同時アクセス制限数の上限がないので、アクセスが集中した時に503エラーが表示される心配がない。

このページではデメリットとメリットについて解説しましたが、以下ページにて実際に利用しているユーザーから体験談を伺ってきました。

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