WEB制作業界で25年働いてきました。
・東京の制作会社で3年
・フリーランスで22年
・法人化して1年
・ロリポップの利用歴は15年以上
・過去に制作したウェブサイトは200以上
・レンタルサーバーを企業に50件以上導入
ライトプランは安くて高機能で非常にコスパが高いというメリットが多いプランですが、それでもデメリットというものはあるもの。
ライトプランの強みと弱みを明らかにしてみました。
ライトプランのデメリット
①ハイスピードプランより遅く性能が大きく劣る
ライトプランは他社の類似プランとは比べ物にならないくらいコスパが高いので、デメリットを挙げるとしたら、ロリポップのハイスピードプランに比べると性能がかなり劣るところです。
その理由は、WEBサーバーが違うからです。
プラン名 | ライト | スタンダード |
---|---|---|
Webサーバー ソフトウェア | Nginx | Nginx |
Webサーバー | Apache | LiteSpeed |
LiteSpeed Cache | ー | ✅ |
独自ドメイン | 200 | 無制限 |
MySQL | 50 | 無制限 |
容量(SSD) | 350GB | 700GB |
電話サポート | ー | ✅ |
ドメイン ずっと無料 | ー | 2個 |
LiteSpeedについて
ロリポップ公式サイトより
LiteSpeedはWordPressなど様々なCMSとの相性を重視した、第4世代のWebサーバー。高速化・高負荷時の安定性に優れ、WordPressの速度はApacheのWebサーバーと比較すると84倍の性能です。
LiteSpeed Cacheについて
ロリポップ公式サイトより
LiteSpeedのWebサーバーで利用できるキャッシュ機能で、WordPressプラグインを有効化することでサイトを大幅に高速化できます。
WebサーバーをLiteSpeedにすると84倍も性能が違うというのは、ライトプラットにとって大きなデメリットになりますね。
②ドメインを2つ契約するならハイスピードプランの方が安くなる
もうひとつのデメリットは、ドメイン代まで含めるとハイスピードプランの方が安いというカラクリがあることです。
ライトプランだと「ドメインずっと無料」が2つのサービスが受けられないのは大きなデメリットですね。
ちなみにドメイン代を調べてみると
.com 1,728円
.shop 4,378円
なのでドメイン代で年間維持費6,106円もかかってしまいます。
月額にすると508円ものドメイン代がハイスピードプランだとお得になります。
わかりやすく表にしました。
ドメインずっと無料にするとハイスピードプランがめっちゃお得だというのが一目瞭然です。
よりグレードの高いハイスピードプランよりもライトプランの方が高くなってしまうという逆転現象がおきてしまいます。
ライト | ハイスピード | |
---|---|---|
月額利用料 (36ヶ月) | 264円 | 550円 |
月額ドメイン 維持費 | 508円 | 0円 |
合計 | 772円 | 550円 |
なんと性能が圧倒的に高いハイスピードプランの方が、ライトプランよりも222円も安いという逆転現象が起きてしまいます。
③安すぎて緊張感がわかない
月額264円なんて、セブンイレブンの高い方の肉まんと同じくらいの値段です。
安くて財布の負担が軽くなることは良いことですが、人によっては仕事への緊張感を失う人もいるでしょう。
「サーバー代を払わないといけないんだ!」というプレッシャーが、仕事へ仕向けてくれるというタイプの人には向かないかも知れません。
だったらハイスピードで決まりじゃん!と思いますが、これは36ヶ月契約になりますので、短期契約や一度に出るお金をセーブしたい人はライトプランの方が都合がよい場合もあります。
長期的にサーバーを使う前提の人やお金に余裕がある人であればハイスピードプランをおすすめします。
それと上級者向けにSEO対策にサテライトサイトとして使うという方法もあります。
ハイスピードプランの方が良さそうだけど
もうちょっと考えてみようかな…
ライトプランのメリット
メリットその1:競合他社より圧倒的にコスパが高い
メリットは、競合他社と比較した時の圧倒的なコスパの高さは以下の表で比べると一目瞭然です。
ロリポップ | A社 | B社 | |
月額料金 (36ヶ月契約) | 264円 | 128円 | 330円 |
ディスク容量 | 350GB | 100GB | 100GB |
独自ドメイン | 200 | 20 | 1 |
MySQL (データベース数) | 50 | なし | 無制限 |
たったの月264円でこれだけ高機能のサーバーを使えるのなら、初心者でも安心して利用できますね。
メリットその2:安いけど速い
ぶっちゃけ本当に速いのかよ?
とストレートな疑問を持つ方は少なくないと思います。
比較サイト大手のマイベストによると同社で行った表示速度の実験が記事化されています。
この記事によるとLighthouse Speed Indexの速度が、
・ハイスピードプランが3.1秒
・ライトプラン4.9秒
と大きく表示速度に違いがあり、ハイスピードプランの方がかなり速いということがわかります。
ちなみにマイベストのレンタルサーバー総合評価ではハイスピードプランが1位です。
ちなみにConoHa WINGが4.8秒とライトプランに近い数字であることもわかります。
ライトプランの方が安いのにもかかわらず、ConoHa WINGと同等の数値だということが明らかになってしまいました。
→参照元のマイベストの記事はこちら
ロリポップ公式サイトとマイベストの速度実験に加え、当社でも競合他社と比較テストして数値をとってみました。
Googleが提供するサイトスピードの計測ツールPageSpeed Insightsで調査。
比較対象は、hetemlとシンレンタルサーバーです。
ロリポップ!ライトプランで計測
- パフォーマンス:100
- ユーザー補助:100
- おすすめの方法:100
- SEO:92
- First Contentful Paint 0.6 秒
- Largest Contentful Paint 0.7 秒
- Total Blocking Time 0 ミリ秒
- Cumulative Layout Shift 0
- Speed Index 0.8 秒
計測結果を比較
ロリポップ単体だとわかりずらいので、競合他社と比較して把握しやすくしました。
ロリポップ!ライトプラン | シンレンタルサーバー | heteml | |
月額費用 | 264円 | 770円 | 1,100円 |
---|---|---|---|
パフォーマンス | 100 | 100 | 99 |
ユーザー補助 | 100 | 100 | 100 |
おすすめの方法 | 100 | 100 | 100 |
SEO | 92 | 92 | 92 |
First Contentful Paint | 0.6 秒 | 0.5 秒 | 0.6 秒 |
Largest Contentful Paint | 0.7 秒 | 0.6 秒 | 0.6 秒 |
Total Blocking Time | 0 ミリ秒 | 0 ミリ秒 | 0 ミリ秒 |
Cumulative Layout Shift | 0 | 0 | 0 |
Speed Index | 0.8 秒 | 0.6 秒 | 0.9 秒 |
どうでしょう?
この程度の差しかないのです。
アクセスが集中していない条件下とはいえ、同じ条件で比較した場合、値段が高い競合他社とほぼ遜色ありませんでした。
コスパの高さを考えたら素晴らしい結果と言えます。
0.1秒、0.2秒の差など気にしない方には、ライトプランで十分ではないでしょうか?
これならば、ぜひ利用してみたい。
なんといっても月額264円は魅力。
例えば、自営業者でレストランのお店のホームページだけという条件ならば、ロリポップのライトプランで全然OKだと思います。
わかりやすく言うと、月264円の投資で自分のお店を宣伝してくれるワードプレスサイトとメルマガが持てるということです。
1ヶ月かかるのはコンビニのサンドイッチひとつ程度の投資です。
1円でも安くしたい私には、救世主!
ロリポップ!ライトプランが、かなり良いプランだということがわかったかと思います。
以下の記事でロリポップのおすすめプランについて詳しく書きましたので、どのプランが自分にピッタリなのか読んでみてください。
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本日は「馬車馬レンタルサーバーえらび」の吉村が担当いたしました。
ロリポップで1番おすすめのハイスピードプランを紹介したレビュー記事です。
ロリポップの他のプランとの比較、競合他社との比較もしています。
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