なぜ商売をするのに近江商人の「商売十訓」を読まなければならないのか?

商売

「商売の基本や基礎って何?」と思っている方は、ぜひお読みください。

私は20年近くフリーランスとして商売していますが、これだけ長く続けられたのは、商売の本質を追求しようと学びつづけたからです。

商売十訓は、誰にも教えたくないレベルの凄く有益な情報なのでシェアします。

近江商人といえば「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしでお馴染みですが、商売の基本中の基本とも呼べる素晴らしい教えが残っています。
このような考えを身につけておくことこそ、人に喜ばれる良い商売が長続きする秘訣です。
新しいことを学ぶよりも、ずっとずっと有益なのです。

商売十訓の内容と解説

  • 一.
    商売は、世の為、人の為の奉仕にして、
    利益はその当然の報酬なり


    解説:商売は、自分のためではなく、お客さんのために行うことが社会のためになり、利益を得られる。自分の利益を優先すべきではない。十訓の中で、これが一番優先すべき大事な考えです。
    お金儲けをするとき人は利己的になりがちですが、自分より相手のためにという利他的な考え(GIVEの精神)が必要です。
  • 二.
    店の大小よりも場所の良否、
    場所の良否よりも品の如何


    解説:商品>場所>店の規模
    人は欲しいものがあるから買い物に出かけるのであって、良い土地や立派な店舗へ行くために買い物をするのではない。
  • 三.
    売る前のお世辞より売った後の奉仕、
    これこそ永遠の客をつくる


    解説:売る時より、売った後も丁寧にサポートすることが、大きな信頼を得られる。
  • 四.
    資金の少なきを憂うなかれ、
    信用の足らざるを憂うべし


    解説:商売はお金よりも信用第一、ということ。
  • 五.
    無理に売るな、客の好むものも売るな、
    客の為になるものを売れ


    解説:お客さんが本当に必要なものを売ることが本質。
    騙したり、媚びたりしてはいけない。
  • 六.
    良きものを売るは善なり、良き品を
    広告して多く売ることはさらに善なり


    解説:宣伝の本質は、本当に良いものだから宣伝して多く売るということ。
  • 七.
    紙一枚でも景品はお客を喜ばせる、
    つけてあげるもののないとき
    笑顔を景品にせよ


    解説:ちょっとしたことでもお客さんが喜ぶことで付加価値が生まれる。
  • 八.
    正札を守れ、値引きは却って気持ちを
    悪くするくらいが落ちだ


    解説:値引きをしなくても、正規の値段でいかに売ることを考える。
  • 九.
    今日の損益を常に考えよ、
    今日の損益を明らかにしないでは、
    寝につかぬ習慣にせよ


    解説:常に儲かっているか儲かっていないかの損益を把握して危機感を持つこと。
  • 十.
    商売には好況、不況はない、
    いずれにしても儲けねばならぬ


    解説:どんな状況でも、状況に応じて利益を出しつづけなければならない。常にいろんな状況を想定しておかなければならないということ。
    悪いことに手を染めてでも儲けなければならない、というわけではない。

このように、どれもこれもハッとするようなことが書かれています。

時代を超えた商売の真髄

ただ読むのではなく、書いてあることを自分のこととして、当てはめてみましょう。

たまにこれを読み返していますが、そのたびに私はこのような反省をしています。

世のためじゃなく、自分のための仕事しようとしている(一)
客の好むものを作ろうとしている(五)
ついつい客の顔色を伺って値引きしようと頭をよぎる(八)
確定申告の時だけにか、損益を明らかにしていない(九)
仕事が少ない時、愚痴る(十)

こんな具合で、いつも何らしか当てはまるのです。

昔の人は賢い。人間の弱さをわかって向き合っている。
いつの時代でも通用する商売の真髄であろう。
それどころか、ウェブサイトを運営する際にも、これと同じ考えがだいたい当てはまるので、いろいろなことに通じます。

自分で商売をやりたい人のために

ところで家庭や学校や会社で誰も商売のイロハを教えてくれません。
なぜでしょう?
このような素晴らしい実学を、義務教育などで習わないのか不思議でなりません。

実際に私は自営業で20年程やってきましたが、誰も何も教えてはくれませんので、自分で商売をしながら学ぶしかなく、かなりの無駄な時間をロスしてしまいました。

人生は長いようで短いので、正しい方法や考えを早い段階で身につけておくべきです。
もし時間が戻せるのなら、自分なんて所詮は凡才でポンコツだと割り切って「近江商人の商売十訓」を教科書として最初からやり直したい、と思っています。

いつか自分で商売をやりたい!という意欲的な若い人たちが、この記事をきっかけで「近江商人の商売十訓」を知って商売繁盛してくれることを願っています。そして、後世にも継承していけたらと思います。

マーケティングを勉強する前に、まずは商売の基本を学びましょう。
なぜなら現代の資本主義経済という世の中で、生きていくために必要な知識だからです。

「商売十訓」の書籍はこちらですが、単行本が異常に高いので、もしこの記事で興味をもって欲しい方は、Kindle版で買うのがお得です。

「天網恢恢疎にして漏らさず」という言葉があるように、「今だけ、自分だけ、お金だけ」という浅ましい考えでどんなに儲けたとしても、誰も幸せにはなりません。

近江商人ではありませんが渋沢栄一が道徳経済合一論で唱えているように「世のため人のためになる商売をやっていると必ず成功する」ということにつながります。

良いコンテンツをつくるのも根底の思想は同じです。

吉村デザイン事務所

ウェブ制作の仕事をやること約25年。フリーランスとしてのキャリアは約20年。

東京で有名インテリア会社、大手ISPプロバイダー、女性向けファッション&化粧品会社、ベンチャー・ウェブ制作会社での勤務を経て函館に戻り独立。

主要スキルは、WEBデザイン、プログラミング、イラスト、WEBマーケティング、ライティング、SEO、SNS運用。

SNSの運用を代行して、無名・有名を問わずマイクロインフルエンサー(フォロワー10,000以上)を複数育てた実績があります。

SEOでは、マーケティングや宣伝用語のビッグキーワードで3位以内をはじめ、狙ったキーワードは大手企業と上位を競いあっています。

これらの技術や経験で、宣伝費0円で3ヶ月先まで予約がいっぱいの集客に成功したお店のホームページ、年間100万PVを超える情報サイト(これも宣伝費0円)などのプロデュースした実績があります。

いままで得た知識、技術、経験を伝えていくことを今後の目標として、このブログでの記事執筆に力を入れています。自分の経験に基づくことだけしか書いていませんので、集客に苦戦していてノウハウと予算がない人に向けて役に立つことを発信しています。

●好きな有名人:伊丹十三、みうらじゅん、さくらももこ、竹久夢二、小原古邨、山下達郎、野村克也

●好きなたべもの:春巻き、カツカレー、背脂の入ったラーメン、桃、洋梨

●愛車:ジムニーシエラ、STEED400

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